WORKS

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ひみつ基地ミュージアム

Nishiki secret base museum

SPACE / INTERIOR / BRANDING / 2019

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ひみつ基地ミュージアム

戦争遺構を伝える「にしき秘密基地ミュージアム」の内装・Webデザイン。

CLIENT / ご依頼・協働先

ひみつ基地ミュージアム

ROLE / 担当したこと

内装デザイン / WEBデザイン

AWARDS

背景と目的

熊本県錦町の旧人吉海軍航空基地跡に位置するミュージアム。周辺の滑走路跡や地下壕を含む地域全体を展示の場と捉え、館内展示やガイドツアー、VR体験を通じて戦争の歴史を伝えています。

PROCESS

歴史を伝える展示グラフィック

会社設立を知った知人からの相談をきっかけに、建物の設計が進んだ段階から、館内展示のデザインに関わりました。求められたのは、展示を分かりやすくし、楽しみながら見て回れる雰囲気をつくること。KAKKO E は、壁面グラフィックと展示パネルの制作、資料や映像の配置を担当しました。

年表、航空機の線画、地図や写真の比較など、資料ごとに見せ方を検討しています。建築や什器、施設ロゴの設計とは担当を分け、グラフィックと配置を通して展示内容を伝えることに取り組みました。

出来事と資料を年表でつなぐ

出来事を年代順に並べ、写真や実物資料の位置と対応させた壁面年表を制作しました。見出し、年号、解説文の大きさに差をつけ、歴史の流れと個々の資料を行き来して読めるように整理しています。

壁面年表と、旗や衣服などの実物資料を組み合わせた完成時の展示空間
壁面の年表と実物資料。写真:中村絵

図と解説で実物資料を読み解く

航空機の部品や当時の資料に、図や解説を組み合わせています。実物の形を見ることと、その用途や背景を読むことをつなぐため、壁面全体で文字と図版の配置を調整しました。

透明なパネルに並ぶ航空機の部品と、色を分けた展示壁面
航空機の部品と解説を配置した展示。写真:中村絵

赤とんぼを実寸で描く

展示するタイヤが、どれほどの大きさの機体に使われていたのか。そのサイズ感を伝えたいという要望から、「赤とんぼ」と呼ばれた九三式中間練習機を実寸で描きました。残された部品と機体全体の輪郭を合わせて見ることで、数字だけではつかみにくい大きさを想像できるようにしています。

壁面は当初のグレーを基調とした案から、鮮やかなオレンジへ変更しました。機体の線画が目に入り、展示を楽しみながら見てもらえる空間を目指した色の選択です。その上に年表や解説を配置し、機体の大きさと歴史を一つの壁面で伝えています。

制作データから抜粋した赤とんぼの翼と機体の線画
01 / 制作データの一部
翼と機体の形を線で描いたグラフィック。
完成した展示空間。通路の奥に赤とんぼを描いたオレンジの壁面が見える
02 / 展示された状態
通路の奥のオレンジの壁面に展開。写真:中村絵

過去と現在を比較する

終戦直後と現在の航空写真を左右に配置し、建物や場所の写真、地図、解説を組み合わせた比較の壁面も制作しました。時代の違う資料を同じ壁面で見比べ、かつての基地と現在の風景の関係をたどれるように情報を整理しています。

壁面全体で配置を検討する

年表に沿って写真や実物資料を置く位置、映像を見る場所などを、壁面のレイアウト上で検討しました。文字や図版を個別に仕上げるだけでなく、展示された状態での関係を確かめながら調整しています。以下は手書きの注記が残る検討資料です。

年表と資料の配置に手書きの注記を加えた、南室西壁の検討レイアウト
南室西壁の検討資料(制作途中)。画像を押すと拡大できます。

施設の背景・展示内容はミュージアム公式サイトで紹介されています。建築設計:荻原雅史建築設計事務所・中西ひろむ建築設計事務所。建築・写真のクレジット

Web・冊子・証言映像へ、制作が広がる

展示の制作に続いて、Webサイトや冊子の制作も依頼されました。また、近隣に暮らす戦争経験者の声をまとめた動画を見られるサイトも設計しています。展示空間だけでなく、紙面や映像でも内容を伝える仕事へと広がりました。

冊子をきっかけに、広島からの相談へ

後日、広島平和記念資料館から、ひみつ基地ミュージアムの冊子を制作した会社かどうかを確認する電話がありました。そこで寄せられたのは、新しく子ども向けの冊子を制作したいという相談です。この問い合わせが、平和学習用教材「はじめてのヒロシマ」の制作につながりました。

はじめてのヒロシマの制作事例

制作・実施したこと

  • 内装デザイン
  • Webデザイン
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